表現って何?

            演技として、人生として、心と身体と感情のバランスを追求した自己表現探求ブログ。 なんて、ぶってみたりすると、かっこいいかな(笑)




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9/13 記号としてのセリフ&舞台の登退場

9/13の日記
声優専門学校での講義の日。
ここの生徒たちは、12月にプロの声優を交えたラジオ・ドラマの収録と
ミュージカルの本番を抱えている。

学校として、がんばってるなあ、と思う反面、生徒たちにはハードだろうなあ~と少し同情もしたりして(^_^;)

で、今日はミュージカルを指導している先生がお休みだったので、臨時講義ということで、俺が演技指導にいくことに。


でも考えてみれば1年生なんてまだ半年だものね。それも演技を専門にしてるんじゃなくて、様々なこと学びながらで、演技なんて週1回…いや俺の授業でも呼吸~発声ばかりしてたし、もうひとつの小劇場演劇界からの講師は演劇ゲームばかりしてたし…演技なんてほとんどしてないんだから、表現なんて、とてもとてもできないか。

で、きわめてベーシックなことの確認から始める。
(これが、けっこう俺自身の振り返りにもなって、勉強になるんだよね)

1)舞台に上がるってことは、生と死になぞらえられる
初心者にはそれができないんだ、セリフをいうために、セリフを言う場所までただ単に移動してしまう。
舞台からハケル(退場する)とき、後ろ姿がすっかり油断している。それは舞台空間に大きなアナを作ってしまうんだ。
舞台に上がる瞬間、そして舞台から消える・いなくなる瞬間こそ、生と死のインパクトを持って、存在してほしい。
わかりにくいか(笑)
観客にとっては、役者の登退場は、それこそ役者の誕生・消滅の瞬間といえます。登場で始めてその役者を認知し、退場でその存在の意味を感じるのです。だから登退場の瞬間はとっても大事。セリフよりも大事(笑)
   
2)台本に書かれているセリフは、そこに流れる感情をあらわした記号に過ぎない。
一語一句、セリフを間違えないよう言うことに命を懸けているように見受けられる人が、たまにいます。
もちろんセリフを勝手に変えてもいいとは思わないのですが(俺もそんなことされるの嫌いだし)、
でもね、文字っていうのは、書いてみればわかると思うけど、驚く程制約が多いものです。
試しに、エチュードを録音してみて、それを文字に起こしてみればわかると思う。
たとえば笑い声なんて、何万通りもあるけど、「アハハ」とか「エヘヘ」とか「グフッ」とか…
発せられる笑い声通りの文字化なんて不可能ですよね。
セリフだってそうなんです、クリアに固く喋られることを想定して書いてある本は少ないと思うんだけど、初めは真面目に取り組んじゃうんだよね。きっと作家の多くは、この言葉通りに言語化してほしいって思っているんじゃなくて、この言葉を通して、そこにある感情を観客に伝えて欲しいって思ってるはずなんだよね、そう思って、セリフは作家が求める感情を記号化したものだと思って、取り組んでほしいなあって思うのです。


あ~、むっちゃ真面目に演技論を書いてしまった。
ま、たまにはいいよね。
みんなガンバレって思ってるんです。
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