表現って何?

            演技として、人生として、心と身体と感情のバランスを追求した自己表現探求ブログ。 なんて、ぶってみたりすると、かっこいいかな(笑)




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ふたつ良いこと、さてないものよ

河合隼雄さんがお亡くなりになった。

河合隼雄さんは、僕のリスペクトする方の一人。


人に興味があって、心理学の本などを興味本位で読んでいた頃に、
河合隼雄さんの「こころの処方箋」に出逢った。

とっても新鮮だった。

西洋的な心理学が、どうも分析学のように思えて、
著者の類型化に、人をどう当てはめるのかみたいに読めてしかたなかった時に、
「こころの処方箋」は、どうにも自分でコントロールできない自分の心の問題を
ちゃんと扱ってくださっているように読めた。

たとえば。

「ふたつ良いこと、さてないものよ」
良いことはふたつは続かないよ、でも悪いこともふたつは続かないよ。
そう思っていれば、つらいことも少しは楽になるでしょ。

みたいなことが書いてある。

肩から力が抜けているっていうのか。

今でも古本屋で見かけると、買い置きしておいて、
友人・知人にプレゼントすることが多い。


今年3月に「天之岩戸」をしたときにも、
河合さんの「中空構造論」に示唆を受けた。

アマテラスとスサノオとツクヨミ。

ツクヨミの存在価値。


その河合さんが最近ずっと、
西洋で生まれた個人主義と、日本的な価値観のおとしどころを
考えていらっしゃった、新聞に書いてあった。

「罪」の概念とセットで発達してきた個人主義。
個人主義の暴走は、「罪」=神が歯止めとなっている世界。

一方、「罪」の概念に希薄な日本人は、
個人主義を持て余して…
共同体は崩壊してみたけど、依存体質を克服したわけじゃなく。


間違っているかもしれないけど俺は、
曖昧さを内包できる強さを持ちたい、いや持つべきだと思っている。


というと、
そんなに肩に力を入れなくてもよろしい、と河合さんは笑うだろうな。
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コメント

わたしも河合隼雄さんが亡くなったの記事を読んで
お世話になった先生が亡くなったような感覚が少しありました

>共同体は崩壊してみたけど、依存体質を克服したわけじゃなく。

わたしはわたしの依存体質の部分に辟易するというか・・
いつまでも自立できない自分をイヤだ~と思ってしまうんですけど
それって日本人の遺伝子にあるんだ( ´∀`)ノ 
と、それのせいだ(・▽・)と少し軽くなりましたヽ( ´ー`)ノ
てか、力抜けよ自分って感じです(^^ゞ

  • 2007/07/21(土) 18:17:06 |
  • URL |
  • AKUA☆ #-
  • [ 編集 ]

上手に依存できるのが、一番なんですよ。

とはいうものの、
「上手に依存」ってなんなんだって感じですよね(笑)

甘える、ってよくないことのように言われがちですけど、
俺は、甘える強さが欲しいなあって思います。

甘えてることも自覚できないやつに甘えられると
ムカつくけどね~(笑)

  • 2007/07/22(日) 00:55:09 |
  • URL |
  • 真狼 #-
  • [ 編集 ]

真狼さま

私もとても寂しいです。

私は河合さんの言葉で
「親は普段は60点でいい、
ただ百点取らなきゃいけないときもある」っていうのを

呪文のように唱えながら子育てしていた時期があります。

また、人に甘えながらしか生きていけないな~とがっかりしていた私を
「上手な依存」というやり方があるんだ!と気づかしてくれたのも彼でした。

非常にありがたかったですね~

河合さんは現代の坊さんです。
河合さんには毀誉褒貶ありますが
お会いしてお話を伺いたかった一人です。
ああいう馬力をもった咀嚼力を持つ人は少ないです。
物語りも彼によって読み方が変わり、
シェークスピアの楽しさも彼が変えてくれた。
河合家の食卓(一番面白い話した人が喋ることができる)を我が家でもマネしたりしました。

いつでも素手で違う分野に飛び込んでゆく
馬鹿で大きな男のひとです
ほんとうに男はみんな馬鹿になってほしいです

「おかげさま」をいただきました。







  • 2007/07/23(月) 00:40:09 |
  • URL |
  • ねね #-
  • [ 編集 ]

「上手な依存」「シェイクスピア」…同じようなとこに共感してますね~、うれしく思います。

それにしてもねねさんのコメントで一番興味深いのは、
「ほんとうに男はみんな馬鹿になってほしいです」ってとこです。

馬鹿になることを、イマドキの女の子は許してくれない気がします。
だから「優しい」「繊細」な男の子が主流となる。

馬鹿な男を育てるには、母性がいるのかもしれませんね。

龍馬ににとっての乙女姉さんやお登勢さんみたく。


とはいえ、もっと言えば、
「優しい」男を求める女を凌駕する「馬鹿」になれない男、
ばかりがそこにいて、情けない限りなのですが。

といいつつ、「覚悟」や「責任感」を持たない馬鹿な男というのは、
「優しい」男よりたちが悪いだろうなあとも思います(笑)

話が脱線しました。
また近いうちに上京します。
では

  • 2007/07/23(月) 16:28:11 |
  • URL |
  • 真狼 #-
  • [ 編集 ]

馬鹿製造、
うちで、道場で励んでおります。
うちの子、若い子には「…一体何だヨそれは?」といわれるようなコメントを残して立ち去るようにしてます。


内田樹さんによると、
現代社会の子供たちの様子は「教育行政があまりにうまく行き過ぎた」結果に起きていることだそうです。

それゆえ彼は「システムが崩壊しないよう、リスクヘッジ」することを提案してます。

リスクヘッジ=馬鹿製造、なんですよね。

馬鹿をつくる、というとちょっと難しく感じますが、
私が子供たちにやっていることの一つは
行動に価値評価をしない、ということです。

例えば指しゃぶりをする小さな子(~三年生くらいまで)や片付けない子に対して
「恥かしいからやめよう」
とはいわない。

「ママと約束したからやめよう」
「先生と約束したね」
としか言わない。
「何でそうしなきゃならないか」は説明しません。

なぜなら合理的な説明は等価交換だと思っているからです。

等価交換ってケチ製造機だ!

いずれにしろ、
みんないっせいに「指しゃぶり」をする社会が到来するかもしれないし(笑)

片付かない部屋のほうがグレードが高い時代がくるかもしれない。

そんな(訳のわからない)未来を明るく生き抜くために
あなた方の価値観に色をつけたくないのです。

う~~ん、この切ない願い、
道場の若い子は理解して無いだろうな。
絶対。

ま、馬鹿な大人な存在することが一番、ですよね。
真狼さん方、感謝してます。

ねね



  • 2007/07/24(火) 05:19:38 |
  • URL |
  • ねね #-
  • [ 編集 ]

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